「資格を取りたい。でも、忙しくて時間がない」
社会人になってから、そう感じたことはありませんか?
私も同じでした。フルタイムで働きながら、日々の業務に追われ、気づけば自分の時間はほとんどゼロ。
それでも、美容資格を5つ取得することができたのは、「時間の使い方」と「習慣化の工夫」があったからです。
この記事では、働きながら複数の美容資格を取得した私が実践していた、
限られた時間でも無理なく勉強を続けられるコツをリアルにお伝えします。
「学び直しに興味があるけど続けられるか不安…」という方にとって、
一歩踏み出すきっかけになる内容になれば嬉しいです。
どんな資格を取ったのか?【美容×知識を深める学び】
私がこれまでに取得・受講した美容系の資格や講座は、以下の通りです。
- 日本化粧品検定(1級〜3級)
→ 化粧品の成分や仕組み、肌の構造など、美容の基本知識が網羅されている資格です。
初心者にもわかりやすく、テキストも充実しているので学びやすいのが特徴です。 - コスメコンシェルジュ(日本化粧品検定協会認定)
→ 1級取得者がさらに専門的なスキルを身につけるための認定資格。
「自分の肌に合うものを選ぶ力」「化粧品を読み解く力」をより実践的に高める内容でした。 - コスメライター講座(ベーシック/アドバンス現在受講中)
→ 美容記事を書くための知識・ライティング技術・薬機法など、発信する力を養う講座です。
文章構成の基本から、レビュー記事の書き方まで学べたことは、ブログやnoteでの発信にも直結しました。 - メイクカラーコンシェルジュ(ベーシック)
→ パーソナルカラーをベースに、メイク提案を行うための知識が学べる講座です。
自分の似合う色を知り、他の人へのアドバイスにも活かせる実用性が高い内容でした。 - メイクカラーコンシェルジュ(アドバンス)
→8月から受講開始予定となっています。
■ これらの資格をどう活かしている?
これらの学びを通じて、美容への理解が深まっただけでなく、発信や提案に自信が持てるようになりました。
現在はSNSやnoteでの情報発信、社内での文章作成やクリエイティブ面にも知識が役立っています。
「なんとなく好き」だった美容が、「根拠を持って語れる得意分野」になった感覚です。
なぜ資格を取ろうと思ったのか?【きっかけは“好き”の気持ち】
「資格を取ろう」と決めた一番の理由は、純粋に美容が好きだったからです。
スキンケアやコスメの情報を見るのが日常で、「これって本当に効果あるの?」「どうしてこうなるの?」と、もっと深く知りたいという好奇心が強くなっていきました。
■ 知識に“根拠”がほしかった
美容系の情報はSNSや口コミなどにあふれていますが、何が本当に正しいのか、自信を持って判断するのが難しいと感じていました。
だからこそ、体系的に知識を学び、根拠のある視点を持ちたいと思ったのがきっかけのひとつです。
■ 自分に合ったコスメ選びがしたい
自分の肌悩みや体質に合ったアイテムを選ぶのも、正直「なんとなく」で買って失敗してしまうことが多くありました。
資格の勉強を通して成分や肌構造を学ぶことで、自分に本当に合うコスメが選べるようになったと実感しています。
■ 将来的に副業や転職にもつなげたい
最初は趣味の延長として始めた資格取得でしたが、学びを深めるうちに、
「この知識を活かして、仕事にもつなげたい」「将来の働き方を広げたい」と思うようになりました。
実際に、コスメライターとして記事執筆や美容レビューのお仕事を目指したり、
社内での文章作成にも知識が活かせるようになり、キャリアの選択肢が増えたのも大きなメリットです。
忙しくても続けられた時間の使い方【社会人のスキマ勉強術】
フルタイムで働きながら資格の勉強を続けるのは、正直なところ簡単ではありませんでした。
でも、“完璧にやる”よりも“続けること”を優先したことで、無理なく最後までやりきることができました。
■ 通勤時間を「流し聞きタイム」に
講座タイプのものは、テキストを読むだけでなく、ちょっとした時間にも繰り返し聞くスタイルを取り入れました。
何度も聞くことで頭に入りやすく、時間を有効活用できるのがポイントです。
また、慣れてきたら倍速機能も使っていました。とにかく効率的に短時間で行うために1.5倍速で聞くことも。じっくりテキストを見ながらの時は通常の速度で聞き、繰り返し聞く時は倍速でと使い分けていました。
■ 土日は“がんばりすぎない”スケジューリング
休日は家事や予定であっという間に時間が過ぎてしまいがち。
「土日に5時間やる!」と決めて挫折するよりも、「30分だけ」「1章だけ」と小さく設定することで、勉強を“特別なこと”にしない工夫をしました。
章ごとに区切る方が、内容も整理しやすく覚えやすかったです。一気に長時間やろうとすると、最初の方にやったことを忘れてしまったり知識が混ざってしまったり、かえって効率が悪くなってしまいます。
無理なく、小分けにして、コツコツ行っていくのが意外と上手くいきます。
■ 忘れないための「復習ルーティン」を仕組みに
平日の夜は新しいことを詰め込むより、軽い復習をする時間に。
お風呂に入りながらテキストの重要部分を読み返す、寝る前に1問だけ問題を解く…など、生活の中に“習慣的に触れる”仕組みを入れたのが継続のカギでした。
習慣化のコツ【やる気より“仕組み”が大事!7つのポイント】
① ハードルを限界まで下げる
「ちゃんと勉強しよう」と思うほど、始めるのが億劫になります。
ベッドで寝転びながらテキストを読む、動画を“ながら聴き”するなど、手をつけやすい形にする工夫が、習慣化の第一歩です。
② 1日10分だけやると決める
時間がない日でも「10分ならできる」と思えることが大切。
小さく始めることで「やった」という達成感が得られ、結果的に長時間取り組める日も出てきます。
意外と「10分だけ」と思って始めると、勢いがつき30分ほどできてしまうものです。
③ 学習記録をつけて“見える化”する
アプリや手帳に記録をつけることで、努力の積み重ねが実感できます。
モチベーションが落ちそうなときも、「ここまでやった自分」を見て続けたくなる仕組みになります。
他にも、学習用のノートは1つにまとめることもおすすめです。
ノートが埋まっていくとそれだけ「学習した量」が目に見えるのでもっと頑張ろうとモチベーションも上がります。
④ 朝イチ or 就寝前にルーティン化する
1日の中で勉強する“時間帯”を固定することで、生活に自然と組み込まれます。
特に、朝は意志力が一番残っている時間帯なのでおすすめです。
⑤ 勉強セットをいつも目につく場所に置く
参考書・タブレット・ノートなど、使うアイテムはワンセットにしておき、
すぐに手に取れるようにしておくと、「やらない理由」が減ります。
いざ勉強しようと思った時に「あれがない、これがない」となると、それだけで意欲は急降下してしまいます。やろうと思った時にすぐできる環境は意外と重要なんです。
目につく場所にまとめておいておくだけで「そろそろやろうかな」と思えるので不思議ですよね。
⑥ 小さなご褒美を用意しておく
「1週間続けられたらカフェでごほうび」など、目先の楽しみをつくることで、勉強がポジティブな行動になります。
自分にとって嬉しいことを設定すると継続力アップにつながります。
⑦ 「どうして勉強したいのか」を定期的に思い出す
習慣が途切れそうなときは、資格を取りたい理由・将来の目標を再確認。
モチベーションは日々変わりますが、「目的意識」を持っていると、やる気が自然と戻ってきます。
実際に資格を取って変わったこと
資格を取ったからといって、いきなり環境が劇的に変わるわけではありません。
それでも、自分の中で「確実に変わった」と感じることが、いくつもありました。
● 知識がついたことで、自分に自信が持てるようになった
「なんとなく」だった知識が、きちんと理論として理解できるようになったことで、
発言や選択に根拠が持てるようになり、自信を持って美容の話ができるようになりました。
誰かに相談されたときも、きちんと説明できる自分に成長を感じました。
● 美容がもっと楽しくなった
学んだ知識をもとに、スキンケアやメイクの選び方・使い方が変わり、自分に合ったものを選べる楽しさを実感。
「正しく知る」ことは、美容の効果だけでなく、気分もモチベーションも高めてくれると気づきました。
● 学ぶこと自体が楽しいと思えた
大人になると、何かを「自分の意志で学ぶ」機会は少なくなります。
でも、社会人になってからの勉強は、すぐに日常や仕事に活かせるからこそ面白い。
学生時代よりも“自分ごと”として学べるようになり、学ぶことの楽しさを再認識しました。
● 今後の選択肢が広がったと感じた
資格を取ったことで、「自分には何ができるか」「これからどう働きたいか」を具体的に考えるように。
副業や転職も視野に入り、自分の未来に前向きな選択肢が増えたと感じています。
社会人が学び直すことへのおすすめとメッセージ
「勉強する時間がない」「続けられる自信がない」
社会人になると、何かを始める前からそう思ってしまうことが少なくありません。
でも、最初の一歩は“やると決める”ことだけで十分。
大きな目標じゃなくても、「本を一冊読んでみる」「資格サイトを見てみる」など、小さな行動でOKなんです。
私自身も、最初は「どれか一つ、試しに勉強してみようかな」という軽い気持ちから始まりました。
それが気づけば5つの資格を取り、学びが習慣になり、仕事にも活かせるようにまでなりました。
小さな行動が、未来を変えることもある
毎日10分の勉強でも、3ヶ月、半年と積み重ねれば立派なスキルになります。
「忙しいからこそ、隙間でやる」ができれば、自分でも驚くような変化を起こせるはず。
ここで紹介した習慣化の工夫は、美容資格だけでなく、どんな学びにも応用できます。
語学、ビジネススキル、ライティング、資格試験…あなたが目指したい分野に、きっと役立つはずです。
まとめ:学ぶことは、自分を肯定する手段のひとつ
社会人の学び直しは、自己投資でもあり、自信を取り戻す方法でもあります。
「働きながらでも学べる」「自分にもできる」と感じられる体験は、
自分を好きになれるきっかけにもなります。
あなたも「学ぶ楽しさ」、もう一度感じてみませんか?
少しでも「やってみたい」と思ったら、まずは気になる分野を調べてみてください。
美容資格や学び直しについて、この記事があなたの最初の一歩になれば嬉しいです。
コメント