「毎日メイクはしているけれど、このやり方で合っているのかな?」
「なんだか仕上がりがしっくりこない…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
大人になると、学生時代や20代の頃と同じメイクをしていても「なんだか浮いて見える」「崩れやすい」「きれいに仕上がらない」と悩むことが増えてきます。実は、メイクはほんの少しの“基本の手順”や“一手間”で仕上がりがぐっと変わるんです。
今回は、メイクの基本のやり方を改めて見直しつつ、大人がきれいに見えるための簡単ステップとコツを紹介します。明日からすぐに取り入れられるポイントばかりなので、「なるほど!その一手間で違うのね」と思っていただけるはずです。
基本のメイク手順(ベース〜ポイントメイク)
①スキンケアで肌を整える
メイク前のスキンケアは「保湿」と「油分のバランス」が大切。
まずは自分の肌がどのような状態なのかしっかり把握する一手間を。
- 余分な皮脂は洗顔でオフ(落としすぎないのも大切)
- 化粧水で水分をしっかり与える
- 美容液・乳液で必要な栄養をプラス
- 日中用クリームや日焼け止めでUVケア
ベースメイクの仕上がりは、この土台であるスキンケアに左右されます。
💡いくら崩れにくいファンデーションを使用しても、化粧水や乳液が馴染んでいなかったり、余分な皮脂が残っていたりすると効果を発揮できません。乾燥していると粉浮きしやすく、油分が多いとヨレの原因に。肌質に合ったケアを意識しましょう。
②下地(プライマー)
下地は「肌悩みを補正する」役割があります。
- 赤み → グリーン系下地
- くすみ → ラベンダーやピンク系下地
- テカリや毛穴 → 皮脂崩れ防止下地
💡全顔に均一に塗るのではなく、必要な部分だけに使うのが自然に仕上げるコツです。
毛穴を埋める系の下地の場合は、「色が付いていないもの」「サラサラの質感のもの」がおすすめです。色がついていると時間が経つと皮脂と混ざって浮き、見た目が悪くなります…。
③ファンデーション
肌の質感を決める重要なステップ。種類によって仕上がりが異なります。
- リキッド:ツヤ感、カバー力あり。乾燥肌・大人肌におすすめ。
- クッション:手軽にきれいなツヤ。ナチュラル派に人気。
- パウダー:軽やかで崩れにくい。オイリー肌や夏に◎。
- クリーム:しっかりカバー。乾燥する季節や特別な日に。
厚塗りを避けたい場合は、「顔の中心 → 外側に薄く広げる」ことを意識しましょう。
💡特にポイントなのは「全体を同じように塗らない」ことです。頬の部分と鼻周りでは状況や崩れ方が違います。肌の色も明るい部分、くすんだ部分があるのでそれぞれに合わせたアイテムを使用するとメリハリがつきます!
④コンシーラー
ファンデーションでは隠しきれない部分に使用。
- 目の下のクマ → オレンジ系
- ニキビ跡やシミ → ベージュ系
- 赤み → グリーン系
少量をトントンと叩き込むようになじませるのが自然に仕上げるポイントです。
💡・目元に使うもの→明るめのもの
・小鼻や口元の赤み→暗めのもの
・シミ→ハイカバーで透けないもの
隠したいものがどのような状態かでアイテムを選ぶと上手にカバーできます!
⑤フェイスパウダー
ベースを崩れにくくし、肌表面をサラッと整えます。
- 皮脂が出やすいTゾーン中心にのせる
- フェイスラインは軽めにすると自然
粉っぽさを防ぐために、大きめブラシでふわっとのせるのがおすすめ。大きいブラシだと時短にもなります!
💡気をつけたいのが「フェイスライン」。意外と見落としやすいところですが、フェイスラインで地肌との差ができてしまうと雑に見えてしまうので、ブラシでしっかりとぼかしておきましょう。
⑥アイブロウ
顔全体の印象を左右する大事なポイント。綺麗に眉を描くのではなく「綺麗に生えている眉」を意識しましょう。
- 眉頭は薄く、眉尻はやや濃く
- 髪色に合わせてカラーを選ぶ
- パウダー・ペンシル・眉マスカラを組み合わせると立体的に
「平行眉」「ナチュラルアーチ」など、形で印象がガラッと変わります。
💡3色入っているアイブロウパウダーが便利です。1番淡い色を眉頭、濃い色を眉尻になるようにグラデーションで入れると綺麗に仕上がります。
⑦アイメイク
- アイシャドウ → ベースカラー・メインカラー・締め色を重ねる
- アイライン → まつ毛の隙間を埋めるように引く
- マスカラ → 上まつ毛はセパレート意識、下まつ毛は軽く
大人メイクでは「盛りすぎない」ことがポイント。ナチュラルで目元を引き立てる程度が好印象です。
💡アイシャドウで迷いやすいのは「どこまで塗るか?」だと思います。そんな時は眼球と骨格を意識し、立体で見るようにするとわかりやすいです。
眼球の部分=アイホール=アイシャドウをのせる場所
立体で考えた時に影ができると自然な場所=アイシャドウで影をつける
⑧チーク・ハイライト・シェーディング
- チーク → 頬の高い位置からやや外側に
- ハイライト → 目の下・鼻筋・顎先に軽く
- シェーディング → フェイスラインやこめかみに自然になじませる
立体感が出ることで、のっぺり感や顔の余白が気にならなくなります。
💡チークを上手に入れるコツはなんと言っても「大きいブラシ」を使うことです。つけすぎ防止にも一役かってくれます。
⑨リップ
顔全体のバランスを引き締める最後のステップ。
- ナチュラル系 → MLBBカラー(肌になじむ血色カラー)
- 華やか系 → レッド・ローズ系
- ツヤ感 → グロス
- 大人っぽさ → マット
リップを塗った後、軽くティッシュオフしてから重ね塗りすると色持ちアップ。
💡リップは口周りの肌を綺麗にしてあげることでより完成度が上がります。コンシーラーで唇の輪郭を作ってみてください。また、色味はチークと揃えると統一感が出て失敗しないのでおすすめです。
このように、メイクは「一手間」で仕上がりが変わります。
大人メイクがしっくりくる「+1のコツ」
基本のメイク手順ができても、「なんだか垢抜けない」「いつも同じ印象になってしまう」と感じることはありませんか? そんなときに役立つのが、“+1の工夫”。ほんの少し意識を変えるだけで、大人メイクがぐっと洗練されます。
ツヤをどこかに仕込む
大人の肌はマットに仕上げすぎると疲れて見えがち。
- 頬の高い位置にハイライトをのせる
- リップにグロスを少しだけ重ねる
- まぶたにクリームシャドウを薄くのせる
どこかひとつにツヤをプラスするだけで、フレッシュさや立体感が加わります。
引き算メイクを意識する
若いころのように「アイシャドウもチークもリップも全部しっかり!」は、今や重たい印象に。
- 目元をしっかり仕上げたらリップはナチュラルに
- チークを主役にしたらアイメイクはシンプルに
大人メイクは「どこを引き立てるか」を決めるのが成功のカギです。
流行りを取り入れるなら1パーツだけに絞る
トレンドをすべて盛り込むと“頑張りすぎ感”が出てしまいます。
- 流行色のリップだけ取り入れる
- アイラインだけ今っぽい描き方に変えてみる
全体はベーシックにまとめ、1パーツにトレンドを効かせると「今っぽさ」と「大人らしさ」が両立します。
まとめ
メイクの基本は「土台」「順番」「一手間」。
大人のメイクは派手に飾るよりも、シンプルに整えて+1で差をつけるのがコツです。
- スキンケアで土台を整える
- ベースメイクは必要な部分にだけ
- 引き算やツヤ感で自然な立体感を演出
「なんかしっくりこない」と感じている方も、今日からできる小さな工夫を取り入れるだけで、メイクの仕上がりがぐっと変わります。ぜひ、自分に合うバランスを楽しみながら試してみてくださいね。
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